その日、私は車の助手席に座り、高速を走行していた。
痴女さまが運転されることを好まれるという理由もあるが、
一番の理由はこのドライブの目的が「プレイ」だから。

きちんとシートベルトをして座っているが、
両手は身体の横に拘束具で固定され、
下半身はオムツ一枚だけという恥ずかしい姿。

車で1時間ほど走ったところで、痴女さまが

「コーヒー飲みたいからちょっと寄るわね」

と、ドライブスルーに入っていく。

「見えちゃいます」

「何が?」

「この姿です」

「大丈夫よ、性器露出してるわけじゃないから捕まらないわ」

「でも・・・」

「イヤなら車から降ろして、その姿で置いていくけど、いい?」

「それだけは・・・。お許しください・・・」

「じゃ、いいわね」

痴女さまはマイクに向かいアイスコーヒー2つを注文する。

車列が進み痴女さまの番になる。

「お待たせしました」

女性店員が手を伸ばし、アイスコーヒーの入った紙袋を手渡す。

「見られるっ!」

女性店員の様子を伺うが、気付かなかったようだ。
(よかった・・・)
と思った瞬間、

「おかしいわ、ガムシロップが入っていないかも」

と言いながら、紙袋を覗き込む。
女性店員が(入れたはず)と痴女さまに手渡した紙袋を覗き込む。
店員が何気なく視線をあげた瞬間、私と目が合った。

「あ、気付かれた・・・!」

店員はハッとした顔のまま硬直している。
助手席に下半身オムツ姿の男が座っているのを見てしまったのだから無理もない。
痴女さまも店員の顔色が変わったことに気付き、私の方に振り返ると

「見られちゃったわね」

と言うと、再び店員に向かって

「ごめんなさいね。変なもの見せちゃって・・」

「い、いぇ。。」

「あ、ガムシロップあったわ、どうもありがとう」

と言うと何事も無かったようにウィンドウを閉めて、車をスタートさせた。

変態丸出しの姿を見られたことに放心状態になっている私に

「あの子、見てたわね」
「この姿」

左手で私の太ももを叩く。

「固まっちゃってたわ、可哀想に」
「ねぇ、どう思ったと思う? あの子」

「・・・・・」

「言ってあげましょうか?」

「・・・・・」

「ヘ・ン・タ・イって思ったわ、きっと」

その言葉に身体の中心が熱くなる。

赤信号で止まると、オムツの上から股間を探る。
「え? ほんとに? 勃起してるじゃない」
「いつからこうなってるの?」

「・・・・・」

「あの子にこの姿見られて、勃起したの?」

「・・・・・」

「あきれた変態ね」

「・・・・・」

「でも、わたしもヘンタイよ」
痴女さまは項垂れている私の頬に「チュ」っとキスをした。